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2014年 05月 26日

不器用なひと

少し早いんだけれど、待ちきれなくて・・・裏山の梅を収穫。
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イラストの仕事から足を洗って、もう5年くらいたつのかしら?
このごろやっと、素直な目で映画や展覧会を観ることができるようになった。
それまでは、ついつい「ネタ探し」とかしてしまって、
どっぷりと作品の世界に浸かることができなかったのです。

昨日観たのは、「パリ、テキサス」
ヴィム・ヴェンダースは嫌いじゃないけれど、
この作品は、観る気がおこらなかった。
だってだって!ブロンドヘアなナターシャ・キンスキーだなんて!!
私にとってのナターシャは、小学校の時に観た「キャットピープル」。
あの知的だけれど野生的な風貌が、あまりに魅惑的で、
このキザなアメリカっぽい金髪ナターシャが、どーしても許せなかったの。
(って、もっと前の映画でもブロンドヘアで出演しているけれど・・・)
キザといえば、音楽もライクーダのギターだしネ・・・

ああでも、観てよかった!
ヴェンダースの映画は、人も風景も美しい。
それにこういう不器用系恋愛映画って、その監督の人間性もちらりと見えたりして好き。
フェリーニの「道」や、ラース・V・トリアーの「奇跡の海」。
レオス・カラックスのアレックス3部作とかも、不器用で少し冷たくて大すき。

「パリ、テキサス」は、失踪した人を探すという、
広いアメリカの片隅で、ぽちぽちと起こっていそうな、ある意味平凡なストーリー。
細かいニュアンスや設定も、いかにも80年代のアメリカっぽいんだけれど、
そこはドイツ人のヴェンダースの描くアメリカだから、ちょっと物悲しくてユーモラス。
しかも輪をかけて、痛い気持ちにさせてくれるのは、小悪魔的な若い女&情けないおじさんという、永遠の組み合わせ。
いつの時代も国を選ばず、こーいうカップルが取り上げられるのは、なぜなのだろう?
世の多くの男の人には、「若い小悪魔に翻弄されたい!」という密かな願望があるのかな・・・?

とても救われない気持ちになりたい!って時は「ラストタンゴインパリ」 &「パリ、テキサス」の2本立てで。
無心にのほほんとしたい時は「人生万歳!」&「パリ、テキサス」の2本立てで再度観たい、すてきな映画。
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梅仕事の第一弾・梅シロップ完成!
来週は、第二段の梅味噌&梅酒かな・・・

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by ideakico | 2014-05-26 16:33 | 雑記
2014年 05月 21日

大すき葉っぱ

5月6月は、葉っぱのおいしい季節。
この時期に、せっせと食べたり、乾かして保存したりして、
細々と忙しいけれど、
これをしとくと、一年安心して過ごせるような気がする。
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おなじみの「葉っぱ天麩羅」。
今日は、庭のよもぎと桑の葉。
去年から、「んん?もしかしてこれは桑の木??」というものを、
大切に育ててきたから、今現在家のまわりに桑の木が10本ほどある。
桑の実が好きだからというのもあるけれど、
桑の木は、酸素をいっぱいだしてくれるから、囲まれていると安心する。
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「桑の葉のパン」
生のまま、生地に練り込む。
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「メティーご飯とのびるカレー」
「芹の胡麻和え」
のびるは食べた翌日に元気になるから、
明日は死んでそう・・・っていうお疲れの日には、
抜きながら帰宅して、たっぷり食べておく。
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「ひよこ豆バーグ」(焼く前)
これも芹とのびる入り。


そろそろどくだみが白くて可憐な花を咲かせ始めたから、
どくだみ化粧水作りもしなきゃ。

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by ideakico | 2014-05-21 14:36 |
2014年 05月 05日

オトナの感受性

歳を重ねる、ということが、ふんわりうれしく思うことがある。
思いおこす過去が増えたり、
以前観た本や映画でも、数十年ぶりに観てみると、過去とは違う感動があったり。
そして、10代の頃では笑ってしまったり寝てしまったりしたであろう作品でも、
ゆっくりと向き合えることができたり。

アキ・カウルスマキ監督 の映画を初めて見たのは、
中学か高校の頃で、「レニングラード・カウボーイズ」だったと思う。
コメディ映画なだけあって、始終笑いながら観ていて、
そのあとからの「マッチ工場の少女」から始まる、カティ・オウティネン 出演作も、
不幸だったりするのに、なんだかおかしー!!なくらいの気持ちで観ていた。
カウルスマキが尊敬する小津安二郎自体、周防正行のデビュー作 の印象が先だってしまい、
10代の私にとっては、コミカルに見えてしょうがなかったからかもしれないが・・・
でもいつごろからだろう。
カティの発する少ない一言一言が、きゅーんと心に響くようになっていったのは。
とくにカラー作品の「過去のない男」あたりからは、「美しい・・・」とさえ思い始めてしまい、
「ル・アーブルの靴みがき」 では、カティの一言に、涙がほろりと零れ落ちてしまった。

ほんと、それはそれはどーでもいいような、ささいなシーンで、
たぶん10代の私だったら、こんなシーンは見過ごしているか、くすっと笑っているかなんだけれど。
でも、私が歳を重ねた以前に、
「ル・アーブル」は、今までの小津安二郎チックな淡々として温かみのある流れよりも、
かなりドラマティックな要素が強くなっているのかもしれない。
あのカウルスマキ独特のスポット照明や、丁寧なセリフまわし、
そして、カラー作品の時の、中間色を多様した美術や衣装も健在なのだけれど、
チャップリンをも彷彿とさせるロマンティックな音楽演出に磨きがかかっていて、
今までよりも、さらに、劇的な切なさを誘っている気がする。
でも、ある種大げさな作品ではあるから、
やはり若き日の私だったら、笑っちゃていたのかなぁ・・・

まぁともかく、10年後にまた見返してみたい映画の一本!
あと10年歳を重ねる楽しみのひとつにしておこう。
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「今日の格安・地面ごはん」
スープは、地元の新キャベツ・玉ねぎ・じゃが芋。
オカズは、庭の三つ葉と仕事先のひよこ豆を炒めたもの。
パンは梅雨明けまで、何かしら緑の葉っぱを練り込もうと決意したから、
今日もそこらの葉っぱを入れたパン。

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by ideakico | 2014-05-05 16:57 | 雑記