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2010年 02月 28日

言い訳のような真実

どこの国のか、わからないような豆と野菜の煮込み料理には、
私は酒粕。彼には、シュレッドチーズと、目玉焼き。
やっぱり相変わらず、「○○風」とかゆー、こじゃれた名前がつけられない。
しかも、同じものは2度と作れない・・・・

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だってしょーがない。
同じ「玉葱」ひとつにしたって、
産地や季節、育てかたによって、全然違ってくるんだもの。
それに野菜とかって、収穫した後も、生きているんだもの。
だから野菜を洗いつつ「どうしよう?どんな切り方がいい?」って相談して、
切りつつパクッって、味見をして、
「これだったら、こうしてあげたい」って、加熱法を考えたりして、
そうこうしているうちに、毎回違う野菜煮込みになっちゃったりで、
しょーがないんだもの。
素材に無理強いするよりも、
素材と相談しつつ・・・が、好きなのです。

『豆と野菜の煮込み料理』
(ボリビアの黒豆と、色々な野菜。切ったり摩ったり)
(野菜を、自分の思う順番通りに炒めていって、時々塩。
豆・水・月桂樹を加えて、ゆっくりトロトロ煮込んでみる)
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by ideakico | 2010-02-28 22:02 | 野菜ソムリエ
2010年 02月 25日

私的なこと

気がつけば、彼と住みはじめて10年が経過していた。
なんだかもっと、ながーーい年数な気もするし、
そうじゃなくて、そんなんじゃなくて、
過去の自分は、もう他人事のような気もして。
うんと、例えば・・・自分じゃなくて、自分の娘のことのような。
近いんだか、遠いんだか、長いんだか、短いんだか。
ルイスキャロルのような、不思議な時間感覚と、
マルコヴィッチの穴みたいな、距離関係。

10年は、長いようで短いようで、甘くも辛くも、
とにかく生きててよかった。
それに人生って、やっぱりすてき。

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「10年周記念」は、ちょっととゆーか、相当贅沢。
老舗のパン屋さんでお昼を食べて、これまた老舗の珈琲屋さんで、
カクテルを飲むように、食後の珈琲。
オールドビーンズ珈琲に、ほろ酔いきぶん。

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焙煎中のおじいちゃんに釘付けの誰かさん。
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by ideakico | 2010-02-25 23:02 | 雑記
2010年 02月 25日

春のおとずれ

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大きなホットケーキみたいなパンを焼こうと思ったけど、
大きなフライパンはないから、鍋で代用。

ウチにある大きな鍋は、とっても薄手だし、
なべ底もヘンにおうとつがあるから、
「これは焦げる」と思って、そう思って焼き始めたら、
やっぱり念じた通りに、コゲコゲになっちゃった。

そんなんでも、
ピーナッツペーストをぬりたくりながら食べればご機嫌だし、
丸いだけで、幸せ気分。

春がゆっくり始まっているから、ばかなことばかりしている。

『大きなこげパン』
(材料●地粉・そば粉・天然酵母・メープルシロップライト・藻塩)
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by ideakico | 2010-02-25 23:02 | 雑記
2010年 02月 20日

温かいスウプ

男の年のころは31。
どちらかというと大柄なほうで、あまり愛想はよくない。


男は仕事帰り。駅から自宅へ向かう途中。
目の前の大通りで、小さなノラ猫が跳ね飛ばされるのを目撃してしまう。
急いで駆け寄り、抱きかかえると、鼻から耳から血を流している。
たぶん、もう、心臓は動いていない。
でも、そんなことは考えたくないし、とにかくどうにかしなければ。どうにか。
獣医のW先生のところへ、連れて行こう。
W先生なら、いつも優しく診てくれるし、今までも治してくれてたし。
そう、彼の家では絶え間なく猫を飼っているから、近所にかかりつけの獣医がいるのだ。


小さなノラ猫をかかえたまま、小走りに、W先生の自宅の前まで。
しかし、はっと気づけばもう12時。
しばらく考えているうちに、涙がポロポロこぼれ落ちる。
普段は常識的な男からすれば、親しい間柄とはいえ、
こんな夜中に、人様の家のチャイムを鳴らすなんてできない。
でも、どうにかしてほしい、たすけてほしい。
手のひらの上の小さな猫は、
柔らかだけど冷たく、もう動くことはない。
そんなことはわかっているんだけど、どうにかしてほしい。
先生の家の前で、男はしゃくりあげて泣き出してしまった。
おんぼろの、カーキ色のコートを震わせて。


遺体を抱えて、泣きながら帰宅した男は、ペットセメタリーの手配し、
翌日、子猫の遺体を引き取ってもらうことにした。
ペットセメタリーの手数料は、コート一枚分。
毎年おんぼろのモッズコートを愛着している男に、
お皿いっぱいの温かいスウプを食べさせてあげたい、と思った。

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『黄色いスウプ』(色んな野菜や色んな豆)
『小松菜のサラダ』(新鮮な小松菜は、生のまま食べるのが好き)
『やわらかいパン』(食パン型だけど、ちぎって食べる)
『キャロブとナッツのケーキ』(ざっくりしとしと。キャロブ大好き)
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by ideakico | 2010-02-20 09:02 | 雑記
2010年 02月 16日

雪の下のキャベツの芯

さっと茹でてから、素焼きしたスティックセニョール。
じっくり蒸してから、油で焼き付けた男爵。
男前。

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熱々のお鍋に油をしいたら、キャベツをじゅーっと焦げ付かせて、
裏返してから、お水をじゃっと。
玉葱やらマッシュルームやら、キャベツの芯やらハーブやら、
あらかじめ煮ておいたうずら豆ちゃんやらを入れて、
色んなものが仲良くなるまで、ストーブの上で煮るの。
煮すぎは禁物。
味つけは、随所に塩。隠し味は、カラメルフレーバーな鍋底の焦げ。

パンは、オートミール入れすぎて、ねっとり甘い。
酵母は相変わらず、ホシノのフランスパン酵母で、
力強い地粉と、バツグンの相性。
マフィンはやっぱり、大好きなキャロブ。
配合や材料は、毎回ちがう。とゆーか、ちがっちゃうのはしょーがない。
スウプもパンも、お菓子すらも、その時あるもので、その時の気分で。
呼吸するように、料理する。日々のことだから。特別ではないから。
でもある意味トクベツだったりして、今日は今日でしかなかったりするの。
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by ideakico | 2010-02-16 23:02 | ごはん