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2013年 11月 07日

そして、Mさんのこと

春頃だったとおもう。
彼と野草探しをしていた、ある日のできごと。

お互い下ばっかり向いていたから、いつの間にか離れ離れになってしまった。
どこ行ったんだろ??
でもよぉく耳を澄ますと、どこからか話し声が聞こえる。
うっそうと茂った、山の中から。
その声を頼りに、こわごわと、しっけた山の急斜面を登っていくと・・・・
あれれ、こんなところに人の家だ。
なに?このぶら下がっている干しものたちは・・・・もしかして・・・魚の皮??

「あぁそれ、サメ皮っていうんだよ。日本刀に使うの」
登場したのは、日焼けした小柄なおじさま。
「こっち来てごらん!すんごい景色だよ!」と、行方不明になっていた彼も登場。
もう、すっかり馴染んでいるご様子。
ちょっとした手作りの階段を登ると、わぁ、海!!
すっかりと見渡せて、花火だって充分に楽しめそう!
そうそう何かと花火をあげるこの土地では、それはそれは贅沢なことなのです。
「飛行機が行ったり来たりするのも、よく見えるんだ。夜はきれいだよ」と、おじさま。
このおじさまは、昔っからの海男で、Mさんという。

「兄弟や周りの人は『こんな不便な山の中は嫌だ』って、山から降りてったよ。
あの高層マンションとかに住んでて、今じゃ物好きな僕独りっきりだよ」。
物好き?
あはは、好きこのんで「車も自転車も入れない山の中」に引っ越してきた私たちも、そーとー物好き。
山の登り降りは大変だけれど、その替わりに、
この景色と、人が入ってこない孤独な静けさが得られるもの。
カーテン無しで生活できるもの。ねっMさん。
Mさんは「またいつでも遊びにおいで」って、言ってくれたけれど、
ひんぱんには邪魔しないよ。
だって、私たちもMさんも物好き同士。そっとしといてほしいだろうから。
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家の前というか、すぐぎりぎり私たちの敷地の外に、柿の木が生えている。2本も!野生の柿の木は、2本とも違う品種で、2本とも渋柿じゃないの。だからほとんど動物たちにたべられちゃうんだけれど・・・私たちも何個かいただきました。
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by ideakico | 2013-11-07 19:10 | 雑記


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