2009年 08月 11日

恋心のよう

新しい粉と出会うと、どきどきしてしまう。
新しい恋が始まるときみたいに。

寒い土地の、たんぱくの多い粉に夢中な年もあった。
春よ恋やキタノカオリ。ホクシンやハルユタカ。
もちろん野菜と同じく、農家によって味わいが違うから、
色々な農家の「春よ恋」を試してみたり、ブレンドしてみたり。
大体は、ふわっとボリュームのある、よそ行きな感じに仕上がったから、
手の調子が良い時期は、周りの友達に差し入れしていた。

去年からは、ややたんぱくの少ない粉に恋してる。
色んな農家の地粉、うどん・すいとん系の小麦。
決して華やかではない。それに、よそ行きでもない。
だけど、ほっと落ち着く家庭的な味になるから、
疲れた時や、不安な時に、その香りに包まれたくなる。
そうそれは、その時求める恋愛対象と似ているのかもしれない。

今日は、群馬の「上州うどん」をつくる粉「上州地粉」で焼いてみる。
香りは少ないけれど、男前でざっくばらんな食感。
いつも使っている「岩手の南部地粉」は、どちらかというとキュートな感じだけど、
「上州地粉」は、土着的で野粗なカッコ良さがある。
捏ね方や焼き方によって、全く違う顔を見せてくれるだろうから、
また当分、どきどきしているのかもね。

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(「地粉」の定義は、本や食品メーカーによって違います。
今や日本でも、たんぱくの高い粉が栽培されるようになったので・・・
「地元で収穫&製粉した粉」とか「国産小麦全般(強力&薄力含む)」とか、様々ですが、
一般的には、「日本の昔ながらの中力粉」という見方が、多いかもしれません。)
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by ideakico | 2009-08-11 09:08 | 雑記


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