2019年 01月 18日
17日間、AOは大きな病院へ入院した。 生後3カ月半のこと。 重度のアレルギーで、 目以外の全身に、包帯をぐるぐる巻かれ、点滴をつながれた。 こうなってしまったことに、私は自分を責めた。 入院中のAOは、小さな体で辛いことを体験しているのに、 笑顔をふりまき、周りの人々を幸せにするので、 私たちは頭があがらず。 泣いている場合ではないのだけれど、 私は泣くことで、心を浄化し、笑顔のAOを見習った。 しかし、退院から数カ月間、 いくら真面目に治療に励んでも、先が見えず、壁にぶち当たった時、 私の中で、ガシャンと音がした。 「AOには申し訳ないけれど、もうこんな治療してられない。 N先生のところへ、今すぐ行こう」 個人病院のN先生のところは、新生児にとっては遠い場所だし、待ち時間が驚異的に長い。 それに、だいいち、セカンドオピニオンの手続きもしていないけれど。 N先生は、某大病院とは、真逆な治療を始めた。 簡単に言うと、内側から治療し始めた。それは心も含め。 あまりの変化の大胆さに、不安もあったが、何事も無く、 AOは、更に笑うようになり、感情的にもなり、 よく眠り、丸っこく太り、急激によくなっていった。 私は、やっと地に足をつけて、生活できるようになった。 そしてAOが、ミルク(乳製品)アレルギーに加えて、 N先生の検査で、卵と小麦もアレルギーだということが判明したのも、 なにかの運命な気がして、すんなりと受け入れることができ、 過去の自分と今の自分が、するっとつながったきがした。 それから数年、AOはそんな過去を感じさせないほど健康になり、 ジャンクなものまで、食べられるようにまでなった。 どきどき、湿疹だらけの赤子を抱いたお母さんを見ると、 心の中で、声をかける。 「少しずつ、先が見えてくるから」
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by ideakico
| 2019-01-18 11:15
| 雑記
2016年 04月 04日
AOと蜜月を過ごしている。 独りぼっちにするとぐずりだす、とっても淋しがり屋な人だから、 抱っこして、ぐらぐらする頭を支えつつ、片手で家事をしなければならないし、 私がご飯を食べだすと、これまた泣きだす人だから、 抱いて、スクワット(縦揺れがお好き)しながら、 おにぎりを頬張る毎日だけれど・・・ 疲れ果てて途方に暮れる夜がほとんどだけれど、 朝が来れば、また、AOの存在に喜びを感じるのは何故だろう。 窓一面に見える向山には、白やピンクの山桜。 部屋から横目でお花見をしながら、授乳をしたり、 夕方は5時になった、赤とんぼの放送を聞きながら、山盛りの布おむつをたたんだり、 日の出前のうぐいすの声を聞きながら、うんちまみれの肌着を手洗いしたり。 今までと全く異なった、予想外の日々が、不思議でしかたない。 もし生まれ変われるとしたら、子だくさんのお母ちゃんになってみたい。 なんてことも思ったりもする。 産みの苦しみなんて、私は、忘却の彼方に消えてしまったのだ。 具は、昨夜彼が作ってくれたサモサ餃子の残り。 他は簡単な豆乳スコーン。 パンやお菓子を作り始めると、これまた仕上げのところでぐずりだすから、 まだ簡単なものしか作れないけれど、やっぱり楽しい。 #
by ideakico
| 2016-04-04 16:55
| 雑記
2016年 02月 21日
やっと会えた。 AOの存在に気づいたときは、 彼と2人しておどろいてしまったけれど、 おどろいた後は、会える日を、ゆっくりと楽しみにしていた。 こんな私だけれど、よろしくね。 #
by ideakico
| 2016-02-21 16:39
| 雑記
2016年 01月 20日
去年は麦味噌と米味噌とで、合計3kg作ったけれど、 今年は、米麹味噌を2㎏だけにしておく。 味噌作りの役割分担は決まっていて、 道具の消毒や大豆を茹でたりは、私で、 大豆をつぶしたり、味噌玉を投げつけたりは、彼の役割。 今年も、大豆の茹で汁がたくさん余ったから、 当分は、料理に大活躍!! これもまた、楽しみ。 #
by ideakico
| 2016-01-20 20:38
| 雑記
2016年 01月 18日
じゃが芋と長ネギのスウプ。 ひよこ豆と胡桃のパン。 私は酒粕を。彼には、チーズ2種類をかけて焼く。 寒いから、せまっ苦しくリビングだけで寝食生活全てをしている。 だって、リビング以外は、外同然の我が家だから・・・ 今までリビングにあった大きな食卓は、寒い部屋へ移動して、 リビングには、前の家で使っていた、小さな思い出の机を持ってきた。 せっかく広い家(といっても破格)を借りているのに、また、 以前みたいに、肩を寄せ合って食事をしている。 もうすぐ、あの子に会えるから、そのためにも模様替え。 思いもよらないことだったから、最初はびっくりしたけれど。 びっくりが通り過ぎた後は、心から待ち焦がれるようになった。 あの子に会えることを。2人して。 #
by ideakico
| 2016-01-18 20:34
| 食
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プロフィール
物心ついたときから、
台所に立っていました。 料理やお菓子作りは、 特別な事ではなく日常な気がします。 毎日、その時、素材と相談しつつ、 その都度そのつど。 石鹸&重曹愛用歴もながくなりますが、 それも、信念で続けているわけではありません。 楽チンで気分がいいし、普通のことだからです。 歓楽街&工場地帯に挟まれた下町で育ち、港町や山の上の家など数々の引っ越しを経て、現在は、せわしない航路の見える家に住んでいます。 過去の日記は、こちら! 「薬抜き毒抜き日記」とかもあります。 フォロー中のブログ
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